台湾吉日
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台湾のお土産にはパイナップルケーキ。
台湾といえばバナナと思いつくけれど、今はパイナップルだそう。
このパイナップルは芯まで美味しいとか。
冷凍物の茘枝が5・6個に付き一つくらいしか美味しくなかった時代には、台湾の果樹園で木から茘枝を直に取って食べるツアーがあるといいな、と考えたことがあった。茘枝は足がはやい。
以前読んだ機内誌に、台湾のお祭りで暗闇の中あかりのついたランタンがゆらゆらと夜空に昇ってゆく幻想的な写真があった。
大人の目で見てもワクワクしそうなものを、子供の時分に経験できたら、どんなにか素敵だっただろうと思わずにいられない。
たけのこの下茹で
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たけのこの下茹で
鍋 1
落とし蓋 1
タッパー 1
米研ぎ汁 400cc(たけのこがかぶるくらい)
鷹の爪 1(なくてもいい)
たけのこ(小) 1
1、泥を洗い、たけのこの外側の茶色の皮を下から全部むく。
2、穂先を斜めにカットする。
3、根元のイボもカットする。
4、たけのこを縦半分に切る。
5、鍋に入れ、研ぎ汁を完全にかぶるまで入れる。
6、鷹の爪、落とし蓋をして沸騰させる。
7、沸騰したら火を表面がふつふつする程度に小さくする。
8、30分煮て、火を止め、そのまま冷ます。
9、冷めたら研ぎ汁ごとタッパーに入れる。
・たけのこの穂先の姫皮は梅和えに。
・一週間で使いきる。
映画『幸福なラザロ』
『幸福なラザロ』(Lazzaro Felice)
監督:アリーチェ・ロルヴァケル
脚本:アリーチェ・ロルヴァケル
音楽:ピエロ・クルチッティ、カロル・モサコウスキ
2018年、伊、127分
ラザロというのはベタニアに住むキリストの友であり、キリストが蘇らせた人。
ラザロ(ヘブライ語Eleazar、「神は助けた」)、ベタニア(ヘブライ語、「神により頼む貧しい者の家」)。
鈴虫の鳴く夏の夜、ラザロがザンポーニャを抱えて立っている。そして村の男に呼ばれる。一方、家の中ではマリアグラツィアが電球を貸して欲しいと訴える。そうしているうちに窓の外からセレナーデが聞こえ始める。マリアグラツィアへの求婚のために男たちが集まり、窓下で歌を歌いザンポーニャを吹いていた。
ラザロは頼まれたことを嫌な顔一つせずにこなす。その表情は子供のように無垢で純真だ。濃い色の巻き毛の髪、長いまつ毛、ぷっくりとした唇、ふっくらとした頬。やや太めの体躯。それはまるで小さな天使がそのまま大きくなったような風貌なのだ。
物語は前半は80年代にイタリアであった事件で、小作人制度がとうに廃止されたのに村人に通知せず搾取し続けていた農園の事が元になっている。後半はバスの中でアントニアがピッポに語り聞かせる話をきっかけにしている。
村の少女たちは皆美しく、それだけで御伽噺のようだった。
TBS『世界遺産』20230326
『エンター・ザ・ミュージック』20230225
『エンタ・ザ・ミュージック』2月25日放送
2020年6月26日、第335回定期演奏会(無観客YouTube)
指揮 藤岡幸夫
「音楽はお好きですか?」の言葉から始まる音楽番組。
司会は指揮者の藤岡幸夫、テレビ東京アナウンサー角谷暁子。
今回は2021年2月26日に放送した分の再放送。
この回の時のアナウンサーは繁田美貴。ゲストは音楽構成作家の新井鷗子。
リハーサルと本番をトピックで取り上げる。
第一楽章
新井:リズムの曲と言われているけど歌だと思う。
藤岡:ある時、これは歌なんじゃないかなと。若い頃はリズムだリズムだとやっていたんだけれど。
第二楽章
藤岡:ノッテボーム著の『ベートーヴェニアーナ』には他人の指揮の楽章が早いと。それは自分が書いたメトロノームが早すぎたと言っている。
第三楽章
新井:この楽章を歌うって初めて。
藤岡:彼は嬉しくて仕方なかったんでしょう。スキップしているみたい。
第四楽章
新井:J POPとかに通じるような裏打ちにアクセントがある。
歌ってますねと新井さんの鋭い分析に藤岡さんが(何も言ってないのにわかったなんてと)びっくりしていた。なるほど歌っているのかと思うとまた見える景色がガラリと変わった。
この頃のベートーヴェンは永遠の恋人の存在があったりと何かと幸せな時期だったらしい。
それがこの曲に溢れというか、気持ちが溢れ出たからこの曲が出来たのかも。
そしてメトロノームはこの頃発明されたもので、ベートーヴェンは積極的に使用している。
この曲は『のだめカンタービレ』のオープニングに使われていたので、いまだにのだめと真一のシーンを思い出す。
ドラマ『大奥』第一回 八代将軍吉宗・水野祐之進編
By 橋本(楊洲)周延, wikipedia,Public Domain, Link
よしながふみ原作の『大奥』を観た。
吉宗が浜辺を馬に乗りながら疾走するシーンは、松平健の吉宗を彷彿とさせるかっこよさがあった。富永愛が言うには、いつか時代劇に出たいと思い、殺陣や乗馬を習い機会を待っていたんだそう。
中島裕翔さんが松岡昌宏君にちょっと似ているところもなかなか良かった。
吉宗は大奥の御鈴廊下に御成になった時に水野と出会う。きっかけは吉宗が着慣れぬお引き摺りに足を取られつまづいたのを笑った者がいた。誰じゃと問う吉宗に、怯えて誰も名乗りを上げない。そこで水野が義侠心から自分がやったと言ったことだった。
つまづく前に吉宗の足先がupになるのだけれど、足袋のサイズが合っていなくてちょっと惜しい。将軍なので皺ひとつないキリリとした足先を望みたいところ。
TVがハイビジョン・2K・4K・8Kと映像の美しさが強調されていくほど、物の質感がより伝わるようになったと思う。『ダウントンアビー』が人気があった要因の一つに、出来る限りの本物が使われている事だという記事を目にした事がある。さもありなん。
幸い原作の漫画が、netで試し読みができるのでより深い話がわかり物語を楽しむ事ができた。
『題名のない音楽会』20230107
Italian painter (1475–1546), wikipedia,Public Domain, Link
奈良ホテルの桜の間で、反田恭平さんがショパンの「24の前奏曲」第7番を弾いた。そのあと、杉で作られたヴァイオリンが登場した。その途端、反田さんは「さっきからいい香りがしてたのはこれなんですね」と言った。ヴァイオリンは奈良の吉野杉で作られており、振動特性の観点から樹齢約270年の木が選ばれたそう。そのヴァイオリンで岡本誠司さんが『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』を奏でる。そしてとても透明な音の響きが届いた。
以前『アナスタシア』という本にリンギング・シダーというシベリア杉が出てきた。毎日その木片を手で磨いているとだんだんと美しい木目になっていく。そして身につけているとやさしく芳しい香りがただよう様になると。
杉がそんなに良い香りがするものだとは知らなかった。やはり樹齢が長いものはだんだんとそういうふうになっていくのかもしれない。
ジェズ教会の殉教図
ローマにはフランシスコ・ザビエルの右腕が祭られているジェズ教会がある。
そしてそこには3枚の殉教図、
1597年2月5日の長崎、西坂での『二十六聖人殉教図(三木パオロと仲間達)』、
1619年11月18日の長崎、西坂での『レオナルド木村の殉教図』、
1622年9月10日の長崎、西坂での『元和の大殉教図』がある。
それらは土産物の本やカードなどが置いてある部屋にあるとの事だったが、それらしいものは見当たらなかった。表に出ていない時もあるとは知っていたので、誰かに聞こうと待っているとちょうど神父様が現れた。そこで神父様に訊ねると、奥の方の開いたドアの方へ案内された。高い天井の廊下のようなところに出る。3枚の絵は棚の並びの壁に飾られていた。それらは思っていた以上に緻密に力強く描かれ、吸い込まれるような濃密な世界だった。そして見終わって部屋を出た時に思わずほっと息をついた。
Chiesa del Gesù, Roma, Italia